口腔インプラント治療の新時代へ 『口腔インプラント治療指針』
2024.08.20
口腔インプラント治療に携わるすべての歯科医師と医療従事者にとって、欠かせない指針となる『口腔インプラント治療指針』について解説します。
この2024年度版は、日本の口腔インプラント治療における最前線の知見と技術を結集したものとなっており、今後のインプラント治療のスタンダードとなるものです。
口腔インプラント治療の重要性と最新動向
口腔インプラント治療は、歯を失った際に質の高い口腔機能を回復するための効果的な治療法です。特に、日本においては高齢化社会が進行する中で、インプラント治療のニーズはますます高まっています。高齢者の口腔機能の維持とQOL(Quality of Life)向上において、インプラントは重要な役割を果たします。
『口腔インプラント治療指針』改訂ポイント
今回発刊された『口腔インプラント治療指針2024』は、従来のガイドラインに加えて、可能な限りエビデンスを基本とした知見を取り入れ、より実践的で信頼性の高い内容となるよう改訂されています。
①高齢者のインプラント治療
高齢化が進む中、高齢者特有の基礎疾患やメインテナンスの重要性が増しております。高齢者に対するインプラント治療に関しては全身疾患の有無や、服薬状況の確認などを設定して行う必要があります。また場合によっては医科歯科連携を図る必要があります
②デジタルデンティストリーの導入
インプラント治療において、デジタル技術の影響は無視できません。診断から上部構造製作に至るまで、デジタル技術の応用についてしっかりと基礎学習を行う必要があります。今現在ではアナログ的だけでインプラント治療が行われると言うことはほとんどありません。職人気質の業界でもあるためどうしてもアナログ的な治療が最もよいという考え方は少なからず残っていますが、いまではデジタル化を推進しながら、より精度の高いインプラント治療が求められています
③エビデンスの集積と分析
2024年時点でのエビデンスを可能な限り収集し、それに基づいたガイドラインの作成が行われました。これにより、日常臨床におけるもっとも質の高いインプラント治療が提示されています。
日本口腔インプラント学会
池袋の歯医者さん みんなの矯正歯科・こども歯科クリニック院長の新渡戸康希(にとべこうき)が所属する日本口腔インプラント学会は、学術大会の開催や学術雑誌の発行、専門性認定制度の運用を通じて、口腔インプラント治療の発展に大きく寄与しています。特に今回の治療指針の改訂においては、教育・研修担当理事や学術担当常務理事を中心に、専門家による慎重な議論と編集作業が行われました。
口腔インプラント治療の未来
『口腔インプラント治療指針2024』は、これからのインプラント治療における道しるべとなることを目指しています。日々進化する医療技術とともに、歯科医師が最新の知識と技術を駆使して患者様に安全・安心な治療を提供できるよう、改訂が行われました。
インプラント治療は、患者様のQOLを向上させ、健康寿命の延伸にも寄与する重要な治療法です。私、新渡戸康希は今後も日本口腔インプラント学会に所属し、この分野の発展に寄与するよう努力してまいります。また常日頃から伝えている
「みなが等しく、正しい医療を受けられる世の中」
を作り出すために日々研鑽を積んで参ります。池袋の歯医者さん みんなの矯正歯科・こども歯科クリニックではこの分野の発展に向けて、最善の取り組みを続けてまいります。
まとめ
口腔インプラント治療における最新の知識と技術は必ず今後のスタンダードとなるはずです。患者様にインプラント治療が、最適な治療となるよう当院もサポートさせて頂きます。
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