マウスピース矯正の費用と値段を徹底解説!高い?安い?おすすめのインビザライン治療とは?
2024.12.10
こんにちは!池袋の歯医者さんみんなの矯正歯科・こども歯科クリニック、院長の新渡戸康希です。
今回は…マウスピース矯正について徹底解説させて頂きます。
マウスピース矯正は目立ちにくく、快適に歯並びを整えられる治療法として人気を集めています。
しかし、費用や値段について「高いのでは?」という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
『マウスピース矯正の費用相場や値段が高い歯科医院・安い歯科医院は何が違うのか?』
『ここさえ押さえれば大丈夫!マウスピース治療を成功させるため条件』
『おすすめの歯科医院の選び方』
これらについて、徹底的に分かりやすく解説させて頂きます。
【高い?安い?】
マウスピース矯正を検索していると…こんなこと感じませんか?
『インビザラインという名前がいっぱい出てくる』
『クリニックによって、価格の差が大きい』
『平均相場が、分からない…』
まずは、この疑問から解決していきましょう!
『日本におけるマウスピース矯正』
マウスピース矯正といっても、たくさんあります。
インビザライン、シュアスマイル、クリアコレクト、アソアライナー、ギャラクシーアライン…
本当に名前を挙げたらキリがないほど、多くの歯科メーカーから発売されています。
マウスピース矯正とは『たくさん存在するマウスピース矯正の総称である』ことを理解することが重要です。
インビザラインはマウスピース矯正であるし、アソアライナーもマウスピース矯正です。
【最も気になる値段の差】
なぜA歯科医院では100万円のマウスピース矯正が、B歯科医院では20万円で行っているのでしょうか?
今回は…本気で解説!現役マウスピース矯正歯科医師が解説する値段の差についてお伝えさせて頂きます。
『ここがポイント!値段の差、ステータス編』
よくインビザラインなどのマウスピース矯正を検索していると…
『当院はダイヤモンドです!』
『プラチナエリートを獲得しました!』
『年間1,000症例を達成しています』
このようなホームページや広告を見ませんか?
※という私、新渡戸康希もダイヤモンドプロバイダー、年間150症例、累計1,200名の患者治療実績と謳っていますが…
患者さまからしたら…
『なにそれ?』
『ステータスって重要なの?』
『そもそもダイヤモンドとかプラチナって(笑)飛行機のマイルじゃないんだから。』
なぜ、歯科医院はステータスを前面に出したいのでしょうか?理由は2つ。
①多くの患者を治療しているという実績を訴えたいから
②「だからウチは安くマウスピース矯正治療を提供できているんだ」ということを伝えたいから
まずは①について解説します。
マウスピース矯正は新しい学問です。日本国内でも実践的に研究が行われ、そして広く矯正治療として一般の患者様向けに行われ始めたのは2006年頃からです。まだまだ歴史は浅い学問です。
※ちなみにワイヤー矯正は1940年頃より行われている治療ですので、約80年くらいの歴史があります。
大学でもマウスピース矯正を学ぶ機会はほとんどありません。ですので、よくホームページなどで『○○矯正学会に所属する歯科医師が担当します!』とありあすが、その先生たちは…
『ワイヤー矯正の専門医であって、マウスピース矯正の専門医ではない』
ここが重要なポイントとなります。ただ人間、どうしてもサンクコスト効果により『私は凄いんだ!矯正治療を分かっているんだ!』と言いたくなる気持ちは分かりますが、ワイヤー矯正の専門医であって、マウスピース矯正は素人であるということが現実です。
※という私、新渡戸も…日本成人矯正歯科学会所属です!と全力でお伝えさせていただいております。人のことを言える立場ではないのですが…すみません。
マウスピース矯正において多くの患者を治療した実績があることは、他院との差別化を図るために重要な要素となるため、このように治療実績を訴える歯科医院が多くあります。
1つの歯科医院における全国平均は年間10名前後です。1年間で10名の新規患者さまの治療することになります。
1年間で10名という事は、100人の患者様を治療するのに10年かかります。10年経ってようやく、100人の治療をすることになりますが、『100人治療して一人前』という考えが矯正治療の世界にはあります。
患者さまの症状は多種多様。1人として同じ症状の患者さまはいません。ただ100名も治療していると
「あっ、この患者さんは以前治療した○○さんに似ているな」
「クロスバイトは難しいから、交叉ゴムを使って治療しよう!」
このように様々な治療アイディアが浮かぶようになるためです。
ちなみに…私、新渡戸康希はこれまで1,200症例の治療を行ってきました。
1人の歯科医師の平均が年間10症例なので、普通の先生が1,200症例の患者様を診ようとすると…
120年かかる
そうなんです!120年分の治療を経験している。だからインビザライン治療の成功も失敗も、繁栄も衰退も知っているのです。症例数=経験数です。
【まとめ】
①○○矯正学会の先生はワイヤー矯正の専門医であって、マウスピース矯正の専門医ではない。
※マウスピース矯正で学位を取った人は存在しない。
②マウスピース矯正は新しい学問であり、知識を学ぶことと、数をこなすことが重要
③100人治療して、ようやくスタートラインに立つことができる。だから症例数は重要
続いてのテーマはこちら!
②「だからウチは安くマウスピース矯正治療を提供できているんだ」ということを伝えたいから
このことについて解説させて頂きます。
インビザライン治療にはランクが存在します。
【インビザライン・ステータス】
ブロンズ(Bronze)
シルバー(Silver)
ゴールド(Gold)
プラチナ(Platinum)
プラチナエリート(Platinum Elite)
ダイヤモンド(Diamond)
実は…我々、歯科医師はインビザラインジャパンから材料(マウスピース)を購入するのですが、ランクが上がるほど、安くなります。
ですから、一般的には『ステータス上位に位置する歯科医院ほど、インビザライン治療費が安くなる』ことになります。ただし…ネットで検索すると「あれっ、ここってダイヤモンドなのにめっちゃ高い」とか、「ステータス低いのに、安い」みたいなことがありませんか?
では、何がインビザライン治療の価格に影響するのでしょうか?
先ほど、ステータスが上位に位置するほど、マウスピースの材料費は安くなる!とお伝えしました。
でも、ステータスが上位であっても、インビザライン費用が高い歯科医院は存在します。
その理由は次の通りです。
①コア業務が少ない
②多角経営をしている
③地方都市である
まずは①からみて行きましょう!
①コア業務が少ない
コア業務とは、お金を生み出す業務の事です。一般的な歯科医師は、むし歯治療を行い、患者さまからお金を頂きます。他にも歯周病治療や抜歯、インプラント、ホワイトニングなどでもお金を頂戴します。
ここで矯正専門クリニックを考えて行きましょう。
矯正専門クリニックには、むし歯治療の機材がなく、また歯周病治療をするための機材もありません。
さらにクリーニングをしてくれる歯科衛生士(歯科助手ではありません)もいないため、コア業務が矯正治療のみとなります。
一般的な歯科医院であれば、矯正の患者さまから、そんなに高値で契約させなくても…
「矯正治療は売り上げの一部にすぎないから、70万円でOK!」
「歯周病治療で毎月通って頂いているから、ディスカウントして治療を受けて頂こう!」
このように考えますが、矯正専門クリニックの場合、家賃の支払いも、税金も人件費も、そして自分の給与もすべてインビザライン治療のみで賄わなければいけません。
だから、矯正専門クリニックは高い!
これは、『専門性が高いから』『○○矯正学会に所属しているから』といったようなことは一切、関係ありません。
続いて②を解説!
②多角経営をしている
多角経営をしている歯科医院は、一般的にインビザラインの値段が高い傾向にあります。
なぜかって?それは…人件費、テナント料、社会保険料が高いから。
歯科医院は多くが零細企業です。中小企業でもありません。ほんとうに1か月間、無収入だったら、潰れる歯科医院がほとんどです。
このような状況において、マウスピース矯正の値段を下げたら…なおさら経営が苦しくなります。
ですから、多角経営をしている歯科医院は、従業員の給与やボーナスを確保するために、一般的に値段が高くなる傾向にあります。
『違う!新渡戸先生の意見は間違っている!だって多角経営をしている歯科医院でも安いところがあるじゃないか』
こんな意見が聞こえてきそうですが…では調べてみてください。多角経営+薄利多売した歯科医院の末路を。
すべて経営破綻しています。安売りは分院展開している歯科医院において行ってはいけない手法なのです。
続いて③について解説します。
③地方都市である
地方にいけばいくほど、インビザラインの価格は高いです。
当院の池袋地域と比べると、考えられないほど高く、
990,000円
1,200,000円
このような価格帯も当たり前です。では何故、地方都市ほど高いのでしょうか?理由は簡単。
①市場が成熟していない
②ブルーオーシャン
③競合相手が存在しないから
このような理由から、地方都市は値段が高くなる傾向にあります。
『おすすめの歯科医院の選び方』
歯医者選びは、とても重要です。インビザライン治療を失敗しないために、しっかりとした歯科医院を選びましょう!
ここでは、おすすめの歯科医院の選び方ではなく…
『行ってはいけない、歯科医院』
この内容で解説いたします!
【行ってはいけない歯科医院】
①矯正相談だけ院長が出てきて、その後の治療はしてくれない
②そもそも、担当医に会ったことがない
③分院がいっぱいある
④値段が高い
⑤謎の中国製マウスピースなど使用している
これらは全て、同じ内容なのですが、解説させて頂きます。
まずインビザラインあるあるなのですが、池袋の歯医者さんみんなの矯正歯科・こども歯科クリニックに転院して頂く患者様の多くが…
銀座の○○歯科医院で契約したけど、最初に院長?理事長?担当医?なのか立場がよく分からない人と話して
「私が治療計画をすべて作っているから大丈夫!安心してください」
といったのにも関わらずその後、一度もあったことがない。また、先生に会って治療の進捗状況を伺いたいと申し出たら…
『院長は忙しい。分院もたくさんあるため院長の診察を受けるためには○万円かかります』と高額な費用を請求された。
治療も全然、予定通り進まないし、アルバイトの若い歯科医師や歯科衛生士が治療するだけだし、治療の進み具合の説明もなく、困り果てて池袋の歯医者さんみんなの矯正歯科・こども歯科クリニックに相談にきました。
このような患者様が非常に多くいらっしゃいます。またそのような歯科医院に限って100万円以上の高額な矯正治療費を契約させることが多くあります。
本当に歯科業界は閉鎖的ですよね…
私、新渡戸は考えます。
フェアトレードの精神を忘れたのか?
患者と対等な立場での治療こそ、医療の根本であると。
高い金額を請求し、その後、治療に一切関与せず、いざ会いたいと患者が申し出たら高額費用をさらに請求する。
これでは歯科業界は終わってしまいます。
分院を作ったのはあなたでしょ!私には関係ない
私は担当医に話を聞きたい!直接、話をしたい
このような患者の切実な思いを踏みにじることは許されません。
【インビザライン治療における担当医】
これはインビザラインのガイドラインで定められています。
インビザライン治療を行っているすべての患者様、インビザラインの袋に書いてある名前を見てください。
2人の名前が書いてあるはずです。
1人は患者様本人の名前。
もう一人は、担当医の名前。
袋に書いてある人が担当医であり、全責任を負う事。と、インビザラインのガイドラインに明記されています。
ですので、アルバイトの歯科医師や大学からの派遣は、担当医ではありません。
また日本の医療に関する法律にも記載があります。
治療に係わった歯科医師や、かかりつけ医の判断により、治療行為を行う事。
分院があっても、必ず患者の側にいなければいけません。治療計画(クリンチェック)を作成することが担当医ではありません。
【値段について】
値段が高く、患者とフェアトレードする気がない歯医者もいますが、逆もいます。
中国製などの日本で認可のおりていないマウスピース矯正を使用し、価格を下げる方法です。
でも…怖くないですか?直接、口の中に入れるマウスピースが中国製で、マウスピースの材料も分からない、安全性も分からない、さらには有毒な材料を『本国では許可が取れているんです!』と言い張って、日本国内で販売する業者も存在します。
もちろん、すべての中国製が悪いわけではないですが、中国本土で人気のマウスピース矯正は…
アメリカ製、日本製
結局、安全性の高い医療機器が選ばれています。
いかがでしたでしょうか?
インビザライン治療はとてもいい治療法です。ただ○○矯正学会のマウスピース矯正を出来ない歯科医師からのネガティブキャンペーンや、患者を疎かにする歯科医師により風評被害があることも事実です。
マウスピース矯正に関して小さな疑問や、無料矯正相談を受けてみたい!とお考えの方。また今現在、担当医と連絡が取れず悲しい思いをされている患者さま、是非一度、池袋の歯医者さんみんなの矯正歯科・こども歯科クリニックまでご相談ください。
当院では院長の新渡戸康希のみが在籍しております。歯科医師は1名で小さな歯科医院ですが、すべての患者様の名前を呼び合える環境をご用意しております。
お気軽にご連絡ください。ありがとうございました。