国民皆歯科健診・ペリオシグナル
2025.02.05
「国民皆歯科健診」がスタートします
日本人が歯を失う原因の第1位は 歯周病 です。歯周病は、単に口の中の問題にとどまらず、さまざまなリスクを引き起こします。
例えば、糖尿病患者 の場合、歯周病の治療を適切に行わないと 血糖値のコントロールが困難になり、糖尿病が悪化する 可能性があります。また、歯周病は 心筋梗塞、脳梗塞、早産、骨粗鬆症 などの全身疾患とも深い関係があることが分かっています。
こうした背景から、日本政府は 約20億円規模の投資を行い、「国民皆歯科検診」を推進する こととなりました。しかし、全ての国民が一斉に歯科医院を受診した場合、現在治療中の患者様への対応が難しくなるほか、さまざまな歯科クリニックで運営上の課題が生じる可能性があります。
そこで、スクリーニング(簡易検査)として 唾液測定 を導入することが決定しました。
唾液測定によるスクリーニング検査とは?
従来の 歯周病検査(P検査) では、障がいをお持ちの方や寝たきりの方、訪問診療が必要な方に対して 正確な診断が困難な場合がある という課題がありました。
そこで、より簡単に歯周病リスクを評価できる方法として 「ペリオシグナル(PerioSignal)」による唾液測定 が導入されることとなりました。
唾液測定のメリットは以下のとおりです。
✅ 誰でも簡単に実施可能
✅ 侵襲性がなく、痛みがない
✅ 短時間で検査が完了
✅ 客観的な数値で評価できる
ペリオシグナルでは、以下の2つの成分を測定します。
ヘモグロビン
健康な唾液には含まれない成分 ですが、歯周病によって出血が生じると唾液に混入します。そのため、ヘモグロビンを検出することで 歯周病による出血の有無 を判断できます。
乳酸脱水素酵素(LDH)
細胞が損傷した際に血液中に放出される酵素 です。この数値が高いほど、細胞が破壊されていることを示します。
この2つの成分を測定することで、ペリオシグナルは 歯周病の進行度を的確に評価できる のです。
ペリオシグナルの導入について
ペリオシグナルは、
✅ 導入費 0円
✅ 月額管理費 0円
で利用可能です。
申し込みをすると 1セット25個入りのキットが届き、使用した分だけの支払いとなります。
