【歯科領域で考えられる原因と疾患】
2024.10.22
顎関節症(TMD:Temporomandibular Disorders)
症状:顎の痛み、耳の付近の違和感、口が開きにくい、顎のクリック音やこわばり
原因:歯ぎしり、噛み合わせの不良、ストレス、長時間の硬いものの咀嚼
対応:マウスピースの使用、噛み合わせの調整、ストレッチや生活指導
筋筋膜性疼痛
症状:顎周りや耳の近くの筋肉が緊張し、痛みやこわばりを感じる
原因:ストレスや歯ぎしり、長時間の噛みしめ癖
対応:ストレッチ、温湿布、理学療法
歯性感染症(歯根嚢胞や智歯周囲炎)
症状:親知らず(特に8番)の周囲や根元での腫れや痛み、耳への放散痛
原因:親知らずの炎症(智歯周囲炎)、歯の根の病変
対応:抗生剤の処方、抜歯、歯の治療
副鼻腔炎(上顎洞炎)
症状:上顎の歯や耳周囲の圧迫感や痛み、鼻の不調も伴うことがある
原因:歯の感染が副鼻腔に波及するケース(歯性上顎洞炎)
対応:抗生剤治療、根管治療、外科的処置が必要な場合も
噛み合わせの不良(咬合不全)
症状:片側でのみ噛む習慣が原因で顎の痛みが生じ、耳の近くにも痛みが放散することがある
対応:噛み合わせ調整、マウスピースの使用
顎関節周囲の炎症
症状:顎関節周囲が腫れる、耳の奥やその周辺にも痛みを感じる
原因:外傷、過度な咀嚼、慢性的な負荷
対応:安静、消炎鎮痛剤、理学療法
【対応策とアドバイス】
歯科医での診断:顎関節症や親知らずの問題が疑われる場合、専門的な診断を受けることをお勧めします。
マウスピース:歯ぎしりや噛みしめが原因の場合は、マウスピースを使用することで改善が期待できます。
生活習慣の見直し:ストレスが原因の場合、生活習慣を見直し、リラクゼーションを取り入れることも有効です。
症状が強くなる場合や長引く場合には、早めに歯科医院にご相談ください。池袋駅西口の歯医者|池袋の歯医者さんみんなの矯正歯科・こども歯科クリニックでは、顎関節症の相談も承っております。必要に応じて、お気軽にご予約ください。