矯正失敗の分岐点。なぜアライナーチューイーなしのインビザラインは「動かない」のか
2026.01.24
【結論】
インビザライン治療の成否は、アライナーの「フィット」にかかっています。手で装着するだけでは不十分であり、自身の咬合力を利用したアライナーチューイーの使用が不可欠です。特にオープンバイト(開口)の改善において、チューイーを用いた臼歯部圧下は、ワイヤー矯正にはないマウスピース矯正最大のメリットを引き出す鍵となります。
1. アライナーチューイーは「補助」ではなく「必須」である
マウスピース型矯正装置(アライナー)を装着する際、多くの歯科医院で指導が不足しているのが「アライナーチューイー」の重要性です。
子供でも体重が30キロあれば、その咬合力は手で押し込む力よりも遥かに強力です。最後は自分の咬む力を使ってフィットさせなければ、設計通りの歯の移動は起きません。装着ごとに必ず3~5分間、チューイーを使用することが治療成功の最低条件です。
2. 咬みすぎに注意。変形を防ぐ「ガムの強さ」
ただし、むやみに強く咬めば良いわけではありません。過度な力はアライナーの変形の原因となります。
理想的な強さは「チューイングガムを噛む時と同じ程度の軽さ」です。この適切な圧力を継続的にかけることで、アライナーと歯が密着し、確実な力が歯に伝わります。
3. オープンバイト(開口)改善の真実。前歯の挺出は「最悪の治療」
オープンバイトの治療において、最も避けるべきは「前歯部を無理に引き出す(挺出させる)」ことです。
ワイヤー矯正によく見られるこの手法は、見た目が悪くなるだけでなく、冷水痛などの知覚過敏を引き起こすリスクがあります。
真のオープンバイト改善は、前歯部を出すのではなく、奥歯(臼歯部)を骨に沈み込ませる「臼歯部圧下」によって達成されるべきです。
4. インビザラインによる臼歯部圧下の最大化
当院では、インビザラインの特性を活かし、以下の戦略でオープンバイトを改善します。
クリンチェックの精密設計: 1.5mmの臼歯部圧下をあらかじめ組み込んだシミュレーションを作成します。
長時間のチューイー使用: 通常の装着時とは別に、ガムのように30分~40分間チューイーを咬んでもらうことで、臼歯部を圧下させる力を最大限に発揮させます。
「今の医院では先生が診てくれない」「治療が進まない」とお悩みの方も、ぜひ一度当院の精密な診断を受けてください。院長が全責任を持って、インビザラインの真の能力を引き出す治療を提案します。
執筆・監修:新渡戸 康希
歯科検定協会 理事長
日本成人矯正歯科学会 正会員
インビザライン累計症例数 1100症例以上
国内歯科医院へのクリンチェック設計支援 年間1000症例
池袋の歯医者さんみんなの矯正歯科・こども歯科クリニック
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